セイジレイプシナリオ紹介

movingba.gif (3925 バイト)

 

第4夜 「富豪ムーラ」

 

(製品版と若干記載が違う場合があります)

ルディーノ「旦那ぁ、シケた顔してどうしたんスかぁ?」

 ルディーノが肩をたたく。

 初対面のときから馴れ馴れしかったこの男の挙動は、別に不快感を得るようなものでもなかったが、今はなんとなくひとりになりたかった。

ルディーノ「ほら、辺りを見て御覧なさい。紳士淑女、皆金に飽かせて豪華に着飾ってるじゃあないスかぁ。」

 だから何だというのだ。私は借金取りにこうやって付きまとわれている身だというのに。

 気がつくと、ルディーノは私から離れ、少し遠くで別の男に話しかけていた。

 男は見るからに金満で、人の2倍はあろうかという横幅に、暑苦しい毛皮をふんだんに施した重厚なコートを着ている。

 ふたりは親密そうにこそこそと話し続けている。

 

<ゴールドが1000万以上>

 ん?

 ルディーノがこちらに来た。金満デブもついてくる。

ルディーノ「旦那、紹介しやすぜ。こちらはメルキドの歓楽街の商売を一手に担っておられる、大商人ムーラさんです。」

 デブは手を差し出してきた。

 流れに任せ、手を差し出し握手した。

0050.jpg (33407 バイト)ムーラ「ルディーノさんから話は聞きまして。大変カジノで儲かっておられるようで。」

「ああっ・・・。いや、全然です。私など・・・。」

 こちらの返事を最後まで聞かず、ムーラはしゃべり続ける。

ムーラ「私もね、よく行くんですよ、あそこのカジノ。なかなかね、楽しくてね。

 私も何匹かあそこで飼ってますので、ぜひまた、ひいきにしてやってください。

 「飼っている」? トラでも飼っているのだろうか。カジノで。

 適当な愛想笑いを浮かべていると、男は満足気にうなずきながら、去っていった。

「なんだ、急に。」

ルディーノ「いや、旦那もカジノで儲かってこれば富裕層の仲間入りですから。上流社会に知り合いを作っておいて損はねぇスよ。」

「富裕層ねぇ・・・。」

 借金取りが監視についている富裕層などいるものだろうか。

 

<ゴールドが1000万未満>

 少しの間、そんな二人のやり取りを見ていたが、つまらないので歩き出した。

 ほどなくしてルディーノが戻ってくる。

「なんだぁ?あいつは。」

 興味もないが、話題として振ってみた。

ルディーノ「あの人は、メルキドの歓楽街の商売を一手に担ってる、大商人ムーラさんです。」

「そうか。さぞ景気がよさそうなことで。」

ルディーノ「カジノでもいっぱい選手を囲ってるみたいですぜ。旦那の賭けた選手の中にも、ムーラさんの選手がいたかもしれないスよ。」

 それはそれは。

 選手を囲う・・・ねぇ・・・。

 借金取りが監視についている間は縁のない話に思われたが、いずれ俺にもそういう日が来るのだろうか。

 

<共通>

 そんなことを考えながら、今日も再びカジノへ向かって歩き出した。

 

第5夜へ

 

movingba.gif (3925 バイト)

movingba.gif (3925 バイト)

製品版の購入はこちらで!

  DMMアダルト 同人通販  minicon.gif (3094 バイト)